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自己紹介

はじめまして、くりんです。

幼少から本が大好き、思春期には児童文学に心救われる経験もあり、
もっとこどもたちに本をすすめたい! と中学生のころから考えていました。


そんな私が紆余曲折あり、「こどもへの読書推進をブログで発信していこう!
という道へ至ったか、少しだけお話させてください。

2歳 シンガポールで過ごす

2歳?そこから!?と思われるかもしれません、申し訳ありません(笑)
私と本との出会いから、今に至っても本が大好きな理由はここから始まります。
 
私は両親の仕事の関係でシンガポールで過ごしていました。
私が2歳のころ、シンガポールはまだまだ発展途上で日本の物は大変上質でした。

そのため母は祖母から日本の物をよく送ってもらっていたのですが、
様々な物を取り寄せた中に、絵本がありました。
 
 
『からすのパンやさん』
  作・絵 かこさとし (偕成社)
 
 
今でも読んでいたことを覚えている、私の大のお気に入り絵本です。
 
母に何度も読み聞かせをねだったおかげで、文字は読めなくても文章はすべて覚えていたし、
絵本を開くたびに絵を食い入るようにみていました。
 
この時の読書体験があったおかげか、日本へ帰国してからも様々な絵本を読み、
いつの間にか自分で文字が読めるようになり、音読も同年代に比べめちゃくちゃ早くなっていました。
 
 
『三びきのやぎのがらがらどん』
  作 ノルウェーの昔話
  絵 マーシャ・ブラウン
  訳 瀬田貞二  (福音館書店)
 
『はじめてのおつかい』
  作 筒井頼子
  絵 林明子   (福音館書店)
 
『おだんごぱん』
  絵 脇田和
  訳 瀬田貞二  (福音館書店)
 
 
書ききれないほど絵本の蓄えが私の中にあります。
 
そして本好きはそのままに成長し、だんだんと歳を経て児童文学、ヤングアダルト分野へ移行していきます。
 
 
14歳 人生のバイブルに出会う
悩み多き年頃となり、私は現実逃避のために本を読むことに夢中になりました。
悩みといっても友人関係や家族のことなど、誰もが通過するような些細なものですが、
当時の自分にとっては重大事項です。
 
読書は悩みから一時離れ、別世界に没頭できる心の休息時間でした。
 
そんな時期に、学校の図書室常連であった私は書棚巡りをしていてある本に出合います。
 
 
『空色勾玉』
  作 荻原規子  (徳間書店)
 
 
読んだ時のトキメキは忘れられず、もう二度と味わえない衝撃でした。
まず、日本の神話を題材にしたファンタジーであること。
1988年出版で日本神話を題材に、しかも児童文学として出版されている本は
私が観測した範囲ではなかったように思います。
 
すべての悩みを吹き飛ばして、ただ本の世界に熱中するという体験を初めてしました。
 
 
そしてこのとき初めて、「本にかかわる仕事をしたい」と思うようになったのです。
 
 
 
大人になって 理想と現実と

大学で司書の資格をとり、出版社か、図書館か、と悩んでいたところ、
ちょうど児童センターの図書室を管理する司書の募集があり そこに就職を果たしました。


こどもたちが遊びにくる施設なので、当然児童文学や絵本の専門図書室で、
私は夢が叶ったととてもう嬉しかったことを覚えています。
しかし、実際に働いてみて現実に撃沈することに。

まず、司書は基本的に非正規雇用です。私もその枠で採用されました。
非正規でもこの仕事をしたい人は後を絶たないようで、
私が試験会場へ行ったときも 結構な応募者の数でした。

ただ、手取り10万の苦しい給料事情はどうしても厳しく、5年でギブアップ。
楽しかったら続けられたかもしれませんが、自分が想像するより楽しくなかったのです。

また、こどもたちやその保護者との向き合い方がわからず、
思うように本を勧めることができないことも悩みの種でした。

もうちょっとこどもについて知らないと、勧めるものも勧められない。

そこで、今度は保育士の資格をとり、こどもの発達やかかわりを学んで
より上手く保育の現場で読書推進活動ができないかと考えました。


するとさらに現実的な問題に直面します。
「毎日大勢のこどもたちと向き合うことは、精神も体力ももたない」
という、私の適正の問題でした。

実習に行ったのですが、まぁホントに大変でした。

計画的な遊びによってどのような学びがあるか考え、
実行してみてそれぞれがどのような反応があるか観察し、
事故やケガなどないよう注意をする。


こどもの人生を預かる現場って、想像以上に神経を使います。
この仕事を続けている方々には頭が下がる他ないという思いです。

結局、保育士の資格をとったあとは何の関係もない事務職におさまりました。

ただ仕事をしながら、常に「なんとかこの状況から抜け出したいなぁ」
ともんもんとする日々です。

せっかく資格を2つとったのだから、読書推進につなげたい。
けど仕事にはできない。


どうやら私は自分が思っている以上に相手からどう思われているのかを
気にするタイプのようで、人と関わって仕事をすることが、
嫌いじゃないけどとても削られてしまいます。

円形脱毛症になったこともあるし、全身蕁麻疹がでたこともあります。

もうちょっと心穏やかに、やりたいことを広められないだろうか。

と考えて、YouTube動画を見漁っているときにブログ活用というものに出会い、
やっと世界はインターネットでつながっていることを思い出しました。

今やSNSや動画での紹介などやり方は無数にあるというのに、
思いつきもしなかった自分を残念に思いつつ、ここから初めてみたいと思います。

目にとまる回数やわかりやすさでいえば断然動画なんですが……。
結局言葉を書くことが好きなので、文字数制限のないブログが自分には最適かなと。

ただ、本だけだと面白くないので、様々なジャンルで発信をできたらと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
くりん
図書館司書+保育士資格持ち。それぞれの視点で考えるおすすめ絵本や児童文学を紹介します。その他、日常生活での出来事やチャレンジしていること、猫のことなど。